今日レポート終わってから今まで300ページ一気読みしました笑
「光の帝国」の「オセロ・ゲーム」の続編です。
物語は時子が「あれ」を見ることができるようになって、少ししてからの話。
以下ネタバレあり。
一言でいいます。
残念でした。
恩田さんは規模のでかい話は向いていないと思うんだ。
「夜のピクニック」とか「ネバーランド」とか、小さな世界の話はすごく好きなんだけどねー。
あと、常野物語って結構日常の中の不思議な人々を描いてるはずなんだけど、なんか突然ファンタジーの世界に入り込まれてね、困りました。
あと、登場人物のキャラクターがあんまり固定されてないっていうか。
キャラクターに愛着わいちゃう私にはなんだかさみしいというか、えぇぇこの人こんなことするのーて思うことが多かった。
時子はなんかよくわからないし
暎子は前作が頼りになる素敵な女性だったのに突然精神不安定みたいになるし
肇さんは前作あんなにかっこよさそうにしといて実は情けないわ身勝手だわで酷い感じになるし
初登場、火浦さんはどえらいかっこいい!と思いきや最後はただの変態(←失礼)になるし。
そして3人ほど、よくわからない女性が笑
誰か解説してください。
あと、多分恩田さんのあまりよろしくない癖で、伏線を変な形で消化したり、張るだけ張って放置したりっていうのが多いんだよね。
あんなに深刻そうにしといてこれかい!っていうのが結構多い。
で、肝心のどんでん返しは伏線なしっていうね!!
完全に「ええぇぇぇえぇええ」状態。
この話にはどんでん返しが2つあって、1つはまあいいんだ。
微妙にちょみっと伏線あったし、理由もわかるし全部説明してくれてるし。
問題は2つめだよね。
最後の最後まで不安定なまま、え、これで終わるの?って思ってたらそれですかぃ。
伏線ゼロだわ意図もわからないわ訳もわからないわ。
しかもそれって、「光の帝国」にある「オセロ・ゲーム」の話もまっかな嘘です!っていうことだよね!?
いやいやいや、私はいったい何を見てきたのでしょう。
「全部ウソでした」って最後の最後に突然言われてもがっかりするだけでしょう。
そしてそのばあさんは結局誰だw
っていうね。なんかひたすらがっかりだよね。
意外性を狙ったのかわからないけど、もうちょい綺麗な終わり方ってなかったのかなー。
ラストのオセロ・ゲームで時子が勝つとかさー。
3人共倒れって、結局3人とも情けねぇって感じで終わるとか。
時子勝ってたら綺麗に終われたんじゃなかろうか。
とりあえずまとめると、
突然ファンタジーの世界に巻き込まれ、登場人物のキャラはなんか壊れて、結局全部ウソだったっていう。
どんだけ!!
久しぶりにここまでがっかりした本読んだよ。
なんかこの気持ちをぶつけたかったのでレビュー書きました。
以上!
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